地区職業奉仕委員長の桑原様が「『職業奉仕』の定義」と題して卓話を行いました 。桑原様は、ロータリーの「Service」という言葉が、1934年に日本語で「奉仕」と訳されたことで生じた誤解について説明しました 。英語の”Service”は「有益な働き」や「果たすべき務め」を意味し、利益を生む概念を含むのに対し、日本語の「奉仕」は江戸時代に「無償の尽力」という意味を持ったと解説しました 。
ロータリーが提唱する”He Profits Most Who Serves Best”(最善のサーヴィスが最多の利益を生む)という原則(Principle)は、もともと「商売を成功させる経営理論」であり、これが後に「奉仕の理想」「奉仕の理念」と訳されて混乱が生じたと述べました 。
また、1922年に定められた「サーヴィス理想という名の原理を、ロータリアンの個人生活・職業生活・社会生活に適用する」という規範が「人生哲学」として高められたこと、そして”Community Service”(社会サーヴィス)が「社会奉仕」と訳されたことで、本来の意味と混同が生じたと説明しました 。特に、”Vocational Service”(職業的サーヴィス)が「職業奉仕」と訳されたことで、「職業に対する奉仕」という誤解が生まれ、様々な「職業奉仕論」が生まれたが、本来の定義は「ロータリアンの職業生活(ビジネスライフ)に『サーヴィス理想』という名の原理を適用することを、人に勧め、自分の心に抱き続けること」であると強調しました 。
